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マーケティングトレンド情報

~これだけは知っておこう!~

マーケティングトレンド情報(第3回)

北欧でブームのライフスタイル“ヒュッゲ”

 デンマーク語で「居心地がいい時間や空間」という意味の“ヒュッゲ”という言葉が注目され始めたのは5年前頃だろうか、この頃から大手百貨店のチラシにヒュッゲという言葉が使われ、お気に入りの食器で食事やスィーツを楽しむ“ほっこり・のんびり過ごす”生活の提案がされていた。

 英国では2016年頃にヒュッゲは話題の単語(日本でいう流行語)として取り上げられ、欧米では、この頃から彼らのライフスタイルにアレンジされたヒュッゲの楽しみ方が語られ始め多数のハウツー本も登場した。ヒュッゲは料理(テーブルコーディネート・スイーツなど)・インテリア(家具・照明など)・アートクラフト(花・絵画など)のライフスタイル全般を素敵で快適に暮らすキィワードなって浸透していった。

 日本では、まだなじみの薄いライフスタイルだが、断捨離などシンプルな生活が注目される昨今、華美ではなくシンプルに洗練された居心地の良い空間の追求は、コロナ禍ゆえの自宅時間を楽しむ空間としても注目の対象だ。そぎ落とすところはそぎ落とし、こだわる箇所にはこだわる住空間づくりは、ヒュッゲ精神そのものかも知れない。

 インテリアからヒュッゲを考えてみると、北欧の家具などにみられるシンプルに洗練されたインテリアということになるのだろうか。北欧インテリアブームは2007年頃に成熟し、この頃からイケアの出店攻勢も勢いを増している。そして、2019年頃から北欧インテリアブーム再び、そしてヒュッゲである。また、2021年のトレンドカラー(日本流行色協会)は、“ゼロホワイト”…知性と清潔さでしょうか。インテリアトレンドもSDGsを背景に“自然”が注目されている。北欧スタイルの白壁×ウッド素材など、控えめの色遣いで洗練され、主役になる家具や照明・アートや花などが際立つ心地よい空間。

 さて、ヒュッゲな生活をと言っても、基本は「居心地が良い空間」を意味するので、欧米人同様に日本人あるいはご自身の心地よさを追求したアレンジ・ヒュッゲを楽しむことが、自分なりの日々の暮らしを豊かにする住空間づくり。生活を豊かにするヒュッゲのあり方を取り入れる、あるいは提案することが重要なので鍵ですね。