自然光の差し込む部屋

​インテリアビジネスおぼえがき

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インテリアビジネスおぼえがき

第5話 戦後のインテリア事情③──インテリアブーム

 

意識の高い住宅会社、リフォーム会社、百貨店、家具店、ファブリックスメーカー、照明器具メーカーなどがインテリアコーディネーターを採用し、また、その育成にも取り組み始めた。

私がインテリア業界に参入したころ、インテリアコーディネーターを起用して評価の高かった企業には、西武百貨店のスタジオ・カーサ、三井ホームインテリア、ミサワホームのリフォーム会社ホームイング、家具の大正堂などがあった。

また、家具メーカーのコスガはインテリアデザイナーの育成スクール「コスガインテリアデザイン教室」を1968(昭和43)年に開校したが、建築系のインテリアデザイン教室を除き、住宅のインテリアを意識して人材を育成したのはこの学校が嚆矢ではないかと思われる。実際、初期の優秀なインテリアコーディネーターにはこの学校で学んだ人材が非常に多い。

70年代後半から80年代に入り、インテリアのブームが訪れると、住関連企業が争うようにスクールを作りはじめ、1990年には次のような顔ぶれがそろっていた。

 

ミサワインテリアスクール  ミサワホーム(住宅メーカー)

オカムラインテリアスクール 岡村製作所(家具製造・販売)

リビナ・アカデミア     ヤマギワ(照明器具販売)

東レインテリアスクール   東レ(総合化学、ファブリックス)

殖産ルーミングスクール   殖産住宅(住宅メーカー)

大阪ガスインテリア     大阪ガス(ガス)

セキスイインテリア     セキスイインテリア(住宅メーカー)

 

現在これらの学校はすべて姿を消し、インテリアブームを盛り上げた役割を終えている